高金利の借金問題について弁護士相談を実施しました。多くの方が悩む「債務整理という選択肢」について、実際の相談内容と、その後の私たち家族の決断をお伝えしたいと思います。
弁護士相談で分かった債務整理の実態
最初に提案される債務整理という選択肢
弁護士事務所を訪れると、まず詳しく状況を確認されました。私の場合、以下のような借金状況でした:
- 借金総額:460万円
- 平均金利:年利15-18%
- 毎月の返済額:174,775円
この状況を聞いた弁護士からは、主に3つの債務整理の方法が提案されました。
それぞれの特徴について、詳しくご説明します。
提案された3つの債務整理方法
1. 任意整理について
任意整理は、裁判所を介さずに債権者と話し合う方法です。弁護士を通じて交渉することで、金利をゼロもしくは大幅に削減できます。私の場合、460万円の借金に対して、金利をゼロにできる可能性が高いとの説明を受けました。
ただし、元本は全額返済する必要があり、また信用情報に5~7年の記録が残ります。毎月の返済額は調整できますが、長期間にわたる返済が必要になります。
2. 個人再生の可能性
個人再生は、裁判所を通じた法的な債務整理です。最長5年の返済計画を立て、借金総額の最大60%程度まで圧縮できる可能性があります。また、持ち家などの財産を手放す必要がないのも特徴です。
しかし、手続きは複雑で時間がかかり、弁護士費用も高額です。信用情報への記録は5~10年残り、安定した収入が必要とされます。
3. 自己破産という選択肢
最後に説明されたのが自己破産です。借金が全額免除される可能性があり、債権者からの取り立ても完全に停止されます。
ただし、原則として全財産の処分が必要で、社会的な制約も最も厳しくなります。信用情報には10年間記録が残り、一部の職業に就けなくなる可能性もあります。
債務整理以外の道を選んだ理由
弁護士からは、私の状況では任意整理か個人再生が適していると提案されました。しかし、以下の理由から、私たち家族は別の道を選択することにしました:
- 家族との約束を守りたい
- 将来の選択肢を残したい
- 家計の立て直しを優先したい
これからの具体的な行動計画
1. 新規借入れの完全ストップ
まず最優先で行うのが、新規借入れの完全停止です。具体的には
- クレジットカードの利用を即時停止
- 支出の全面的な見直し
- 固定費の徹底的な削減
2. 返済原資の確保
- 家計の全面的な見直し
- 副業による収入増
- 不要な支出の削減
3. 自転車操業からの脱却
- 収支バランスの改善
- 計画的な返済の実施
- 適切な家計管理の習慣化
読者の皆様へのアドバイス
まずは新規借入れのストップを
債務整理は確かに一つの選択肢です。 しかし、その前にまずやるべきことは
- 新規の借入れを完全にストップする
- 家計の現状を正確に把握する
- 返済原資を確保する具体策を立てる
専門家への相談について
弁護士相談は非常に有意義でした。 ただし、以下の点に注意が必要です。
- 債務整理が主な提案になりがち
- 他の選択肢もしっかり検討を
- 家族との相談も重要
まとめ
債務整理は決して悪い選択肢ではありません。 状況によっては、それが最適な解決方法となる場合もあります。
しかし、その前にできることがないか、 しっかりと検討する価値はあると考えています。
次回は、具体的な家計の見直し方法について お伝えしていく予定です。