■オープニング
こんにちは。借金460万円の返済に向けて奮闘中のFPヨシローです。
カウンセリング会社に勤務し、FPとして活動する私が 突然直面した妻の借金460万円。
その原因の一つが『リボ払い』でした。
今日はリボ払いの本当の怖さ、 特に”返済額を減らすこと”の危険性について 実体験を交えてお話しします。
この記事では:
・なぜリボ払いは『預金』のように感じてしまうのか
・月々たった3万円の返済でも、なぜ21万円もの手数料が発生するのか
・返済額を減らすことが引き起こす恐ろしい結果 これらについて、実際の数字とともにお伝えします。
『毎月の支払いを減らせば楽になる』 その考えが、最大の落とし穴です。
本当に恐ろしい仕組みですので、 ぜひ最後まで見ていただきたいと思います。
また、一日でも早い返済をおすすめします。
■リボ払いの基本的な仕組み
まず、リボ払いの基本的な仕組みについて説明させていただきます。
クレジットカードで買い物をすると、通常は翌月に全額を支払います。
例えば、4月に10万円の買い物をすると、5月に10万円を支払うのが一般的な一括払いです。
一方、リボ払いはあらかじめ設定した一定の金額を毎月支払う方式です。
こちらは日本クレジットカード協会ホームページを引用させていただきます。
気になる方は概要欄にURLを貼り付けておきます。
こちらの図の通り、たとえば月々の支払いを1万円に設定すると、4月に10万円する商品の買い物をしても、5月以降は1万円ずつ返済していきます。
さらに、5月に追加で13万円の買い物をしても、その金額は支払い残高に加算されるだけで、翌月の支払額は変わりません。
こう聞くと、「欲しいものが買えて、月々の負担が減る」と思うかもしれませんが、
一見便利に見えるこの仕組み。
しかし、ここに大きな罠が潜んでいます。
支払い残高に応じて手数料がかかるからです。
これが大きな落とし穴です。
■分割払いとの違い
ちなみにですが、分割払いは、カード利用時に支払い回数を選択し、あらかじめ決めた回数で分割して支払う方式です。
たとえば、4月に6万円の買い物をし、3回払いを選択した場合、5月・6月・7月に各2万円ずつ支払うことになります。
この場合、支払い回数ごとに手数料がかかる場合がありますが、リボ払いのように支払い残高が増え続けることはありません。
一方、リボ払いは月々の支払い額が固定されているため、利用額が増えると支払い残高が膨れ上がり、手数料が高額になるリスクがあります。
■リボ払いの仕組み
リボ払いには、大きく分けて2種類の方式があります。
- 定額方式:支払い残高の大小に関わらず、毎月一定の金額を支払う方式です。利用残高が増えても毎月の返済額は変わりませんが、その分、支払い期間が長くなり、手数料が多く発生します。
- 残高スライド方式:支払い残高に応じて、毎月の支払額が増減する方式です。残高が増えれば月々の返済額も上がるため、定額方式よりも早く完済しやすいですが、毎月の支払い負担が変動する可能性があります。
一般的に、多くのリボ払いは定額方式が採用されています。
ですので、動画では定額方式を中心に説明いたします。
この図では、例えば、毎月定額2万円の支払い設定をした場合を表しています。
6月に12万円のパソコンを購入しても、月々の支払いは2万円のままです。
ただし、ここで重要なのは、この2万円に手数料が加算されるという点です。
図では
- 6月に12万円のパソコンを購入 → 支払いは2万円(+手数料)
- 2万円を支払ったので → 7月の支払い残高は10万円に減少
- 7月も2万円を支払ったので → 8月の支払い残高は8万円に減少しますが
- 8月に25,000円のカバンを購入したので → 支払い残高は105,000円に増加
このように、毎月の買い物額が支払い額を上回ると、支払い残高はどんどん膨らんでいきます。
ちなみにですが、この図では2ヶ月に1回の買い物はしているものの徐々に支払い残高が減っています。
■リボ払いの支払い残高の膨張
普段の生活では、買い物は毎月発生します。月に5万円、10万円、20万円と、支出額は人によって異なります。リボ払いを利用するということは、これらの支出を一括で支払うのが難しく、後回しにしたいと考える人が多いということです。
例えば、毎月10万円の買い物をする人が、リボ払いの月々の支払い設定を2万円にしていた場合、
- 10万円の買い物に対して、支払うのは2万円のみ
- 残りの8万円は支払い残高として積み上がる
- これを1年間続けると、残高は96万円に達する
つまり、毎月の支払い額が消費額に追いついていなければ、支払い残高はあっという間に100万円を超えてしまいます。
さらに怖いのは、支払い残高が増えれば増えるほど、リボ払いの手数料が雪だるま式に膨れ上がることです。例えば、支払い残高が100万円を超えた時点で、実質年率15%の手数料がかかると、年間の手数料だけで15万円以上になってしまいます。
こうなると、支払っているお金の多くが手数料に消え、元金の返済が進まない状況に陥ります。これがリボ払いの本当の恐怖です。
■リボ払いの手数料の恐怖
ここからは、リボ払いの手数料がいかに危険であるかについて説明します。
リボ払いの手数料は、実質年率15%が一般的です。実質年率とは、単なる利息だけでなく、カード会社が設定する手数料なども含めたものです。
例えば、100万円を年利15%で1年間借りた場合、利息は15万円となり、総支払額は115万円になります。この金利水準は、消費者金融のアコムやプロミスなどと同じ15~20%程度であり、非常に高額な負担となります。
一括で100万円を返済できれば、手数料は15万円で済みますが、リボ払いでは元金が減りにくいため、実際にはさらに多くの手数料を払い続けることになります。
リボ払いの最大の恐怖は、「元金がなかなか減らない仕組み」にあります。
具体的な数字で見てみましょう。
こちらはJCBのシミュレーションを参考にしたいと思います。
URLは概要欄に貼り付けておきますので参考にしてください
例えば、月々3万円ずつ返済する場合で
- 利用予定年月は2025年3月1日
- 利用予定金額を100万円
- 手数料は15%
- 返済方式は毎月元金定額支払
- 毎月の支払額は3万円
こちらでシミュレーションをしてみましょう。
新たな買い物を一切せず、繰り上げ返済なしで、返済した場合
結果は元金100万円にたいして
お支払い利息が212,971円
お支払い合計が1,212,971円
100万円を一括で返せば、利息15万円なので6万円多い結果となりました。
また、月々の支払いに関しても元金3万円に対して手数料約1万円、合計約4万円払っているうちの¼は手数料ということです。
また、完済までには約3年もかかります。
ここで新たな買い物をしてしまうと、残高が膨らむ一方になります。
さらに、怖いのが、
手数料の負担が増えると、「月々の返済額を減らそう」と考えがちです。
例えば、手数料込みで月4万円の支払いは正直きつい
しかし、返済額を減らせば減らすほど、手数料が増え、元金がなかなか減らないという悪循環に陥ります。
例えば、月1万の支払いにした場合
- 月々3万円の返済をした場合
- 手数料:21万円
- 総支払額:121万円
- 完済まで約3年
に対して、
- 月々1万円の返済をした場合
- 手数料:約62万9千円
- 総支払額:162万9千円
月々の支払いは
- 月々1万円の返済をした場合
- 元金:1万円
- 手数料:約1万2千円
元金の倍以上の手数料を支払っています。1/2以上は手数料
- 月々1万円の返済をした場合
- 完済:約8年弱
このように、リボ払いは「手数料を支払っているだけで、元金がなかなか減らない」仕組みになっています。
そのため、リボ払いを続けていると、実際に手に入れた商品よりも遥かに多くの金額を支払うことになり、気づいたときには取り返しのつかない状況に陥る可能性があります。
■リボ払いの危険な落とし穴
冷静に考えれば、リボ払いによる手数料がどれだけ大きな負担になるか分かるはずです。しかし、実際に利用している本人は、その危険性に気づきにくいのが現実です。
なぜなら、多くの人はこうしたシミュレーションを見たことがなく、「毎月の支払いを減らしたい」という短期的な視点で返済額を低く設定してしまうからです。
例えば、月々の返済額を減らそうと元金の返済額を下げると、手数料の割合が増え、結果として支払い残高がなかなか減らなくなります。それどころか、新たな利用が加わることで残高はどんどん膨らみ、その分手数料も増えていきます。
こうした状況が続くと、気づいた時には元金が数百万円に膨れ上がっている、という恐ろしい事態に陥ることも珍しくありません。
これはまさに巧妙に設計された仕組みです。利用者が返済負担を感じにくいようにしながら、実際には長期間にわたって膨大な手数料を支払い続けることになるのです。ある意味、無限にお金を吸い取ることができる巧妙な仕組みと言えます。
この仕組み考えた人、天才ですよね!敵ながらあっぱれ!(ちゃうやん)
■初めてのリボ払い 1003
ここからは、誰しもが陥る可能性のあるリボ払い地獄について、私の経験をもとにお話しします。ぜひ反面教師にしていただければと思います。
私の場合、奥さんが10年間でリボ払いによる借金を460万円まで膨らませてしまいました。奥さんが初めてリボ払いを使ったのは約10年前、下の子がまだ小さく、私が単身赴任中だった時のことです。
当時、家計管理は完全に妻に任せており、私は一切関与していませんでした。それが、後に大きな問題となるとは思いもよらなかったのです。
さらに、数年後に私自身、予期せぬ解雇という危機に直面し、家計のやりくりはますます厳しくなりました。子どもたちの教育費の負担も増え、奥さんは「夫に心配をかけたくない」という思いから、一人でなんとかしようとしました。そして、その場しのぎの手段として、リボ払いに手を出してしまったのです。
初めてリボ払いを使ったとき、奥さんは「とても便利な仕組みだ」と感じたそうです。当時は細かい仕組みを理解しておらず、ましてや多額の手数料を取られるとは思っていませんでした。テレビCMでも頻繁に宣伝されていたため、「危険なもの」という認識はほとんどなかったのです。
奥さんは月々の支払い額を5万円程度に設定していた記憶があるとのことでした。そのため、最初のうちは元金が爆発的に膨れ上がることはありませんでした。しかし、リボ払いの本当の恐怖は、じわじわと膨れ上がる負債と手数料の仕組みにあります。
■リボ払いの恐ろしい錯覚と落とし穴
リボ払いを続けていると、次第に元金の存在を意識しなくなります。なぜなら、毎月の支払いが一定であるため、いくら使っても「払えている」と錯覚してしまうのです。
この状態になると、ついつい追加の借り入れに手を出し、さらに負のスパイラルに陥っていきます。そして、最も恐ろしいのは、「限度額がまるで預金のように感じられる」という錯覚です。これは、リボ払いを使っている人の間でもよくある「リボ払いあるある」です。
具体的に説明すると、リボ払いにも利用限度額があります。無限に使えるわけではなく、クレジットカード会社や設定によって上限が決まっています。
例えば、元金の限度額が50万円の場合。仮に支払い残高が30万円あった場合、利用可能枠が20万円残っています。この「20万円の枠」を、あたかも自分の預金が20万円あるかのように錯覚してしまうのです。
これは非常に危険な考え方です。実際には、借金をさらに増やすだけなのに、「まだ使えるお金がある」と誤認してしまうのです。こうした錯覚が積み重なることで、気づいた時には残高が限度額いっぱいまで膨れ上がり、返済が追いつかない状況に陥るのです。
■リボ払いの罠:自転車操業が生む借金地獄
金銭感覚が麻痺し、リボ払いの負のループに陥ると、人はさらに危険な手段に手を出してしまいます。それが、「別のカードを作る」ことです。
私の妻も、最初は1枚のカードのリボ払いから始まりました。しかし、借金が膨れ上がるにつれ、元金の返済が追いつかなくなり、次第に月々の支払いのほとんどが手数料に消えるようになっていきました。
その結果、新たな返済のために「別のクレジットカードを作る」という手を使い始めました。これはまさに自転車操業。新しいカードでキャッシングをし、元のカードの支払いに充てるという繰り返しです。
例えば、最初のカードの残高が100万円を超えた段階で、新しいカードを作成し、リボ払いを利用して支払いを行いました。一時的には問題が解決したように見えますが、実際には借金を借金で補うという最悪の状況に陥っていたのです。
次第に、利用可能なクレジットカードは増えていき、どのカードもリボ払いが設定され、毎月の支払額は増大。最終的に妻の借金は460万円に達していました。
この時点で、カードの支払いはすでに限界を超えており、もはや毎月の収入だけでは返済が追いつかなくなっていました。新たにカードを作ることも難しくなり、現実として借金が積み重なり続ける状況に陥ってしまったのです。
■完済に向けた取り組み
ここから抜け出すために、私たちが実際に行ってきた具体的な対策を紹介します。
✅ 親族から150万円を無利子で借りる
「親族に正直に状況を話し、無利子で150万円を借りました。これで利息の高いリボ払いの一部を即時返済し、手数料負担を軽減しました。」
✅ 200万円の低金利ローンに借り換え
「高金利のリボ払いを続けるよりも、低金利のローンに借り換える方が合理的と判断。金融機関で年利の低い200万円のローンを組み、リボ払いの返済に充てました。」
✅ 奥さんの借金を私がすべて背負う
「奥さんの精神的負担を軽減するため、奥さん名義の借金をすべて私の名義に変更し、一本化しました。」
✅ 家計簿アプリ『Zaim』を活用して見える化
「毎日の支出を見える化することで、どこにお金が流れているのかを明確にし、不要な支出を削減しました。」
✅ 副業でタイミーを活用し、スキマ時間にバイト
「本業の収入だけでは厳しいため、副業としてタイミーを活用し、短時間で稼げる仕事を増やしました。稼いだお金はすべて借金返済に回しています。」
✅ メンタルヘルスのケアを最優先
「借金のプレッシャーから解放するため、妻のメンタルヘルスにも配慮。無理な節約や過度なプレッシャーをかけず、心の余裕を持って返済計画を立てました。」
■なぜ460万円まで行ってしまったのか?
それでは、なぜ奥さんの借金が460万円まで膨らんでしまったのか、その原因を振り返ってみます。
📌 1. 家計の管理を後回しにしていた
- 私が単身赴任中で、家計の管理を妻に任せきりにしていました。
- その間に、生活費や子どもの教育費の支払いが増加。
- 使えるお金を把握せずに、リボ払いに頼るようになった。
📌 2. 返済額を減らすためにリボ払いの設定を下げた
- 返済額を少なく設定すると、一見負担が減るように見える。
- しかし、その分元金がなかなか減らず、手数料だけが膨らんでいった。
📌 3. 自転車操業に陥った
- 返済が厳しくなると、新しいカードを作って支払いを回すように。
- 気づけば、複数のクレジットカードでリボ払いを利用し、借金が増大。
📌 4. 精神的なストレスが浪費を加速
- 生活のプレッシャーや家計の不安から、ストレス解消のための買い物が増えた。
- その都度リボ払いを利用し、さらに借金が膨らむ悪循環に。
■まとめ
ここまで、リボ払いの恐ろしさと、私たちが実際に行っている完済に向けた取り組みを紹介してきました。
改めて、今日のポイントをまとめます。
📌 リボ払いの基本的な仕組み
- 一定額の支払いに見えて、実は手数料で借金が増えていく。
📌 リボ払いの手数料の恐怖
- 年利15-18%の高金利。長期間返済すると元金を大幅に超えた額を支払うことに。
📌 初めてのリボ払い
- 使い始めは便利だが、仕組みを理解しないと借金が膨らむ。
📌 リボ払いの恐ろしい錯覚と落とし穴
- 限度額を自分の預金のように錯覚し、歯止めが効かなくなる。
📌 リボ払いの罠、自転車操業が生む借金地獄
- 返済のために新しいカードを作り、さらなる借金を背負う。
📌 副業の実践
- 現在進行形で家計を見直し、副業や借り換えを活用しながら返済中。
■エンディング
リボ払いは、仕組みを理解せずに使うと、想像以上の負担を背負うことになります。しかし、適切な対策をとることで、借金地獄から抜け出すことは可能です。
📌 今日のポイント
- 借金を見える化し、家計管理を徹底する
- 高金利のリボ払いを低金利ローンに借り換える
- 副業で返済資金を増やす
- メンタルヘルスを大切にし、無理なく継続する
もし、リボ払いで悩んでいる方がいれば、一日でも早く返済を進めることをおすすめします。この動画が少しでも参考になったら、応援していただけると嬉しいです。