毎月17万円もの返済を続けながら、なぜここまで借金が積み重なってしまったのか。
460万円という数字の裏には、私たち家族それぞれの苦悩と葛藤、そして取り戻せない10年の時間が刻まれていました。
転勤と単身赴任の選択
家族で乗り越えた転勤の日々
入社以来、転勤の多い仕事でした。 家族で引っ越しを繰り返し、その度に新しい環境に適応していく日々。 子どもたちは新しい学校、妻は新しい地域での生活と、家族それぞれが必死に頑張っていました。
単身赴任という決断
2014年、またしても転勤の辞令。 しかし、この時は違いました。
子どもたちはようやく地元に馴染み始め、 部活や習い事、友人関係も充実していました。 「もう、子どもたちを転校させたくない」
そう考えた私は、単身赴任を選択しました。 当時、その選択が家族との距離を広げていくことになるとは、 想像もしていませんでした。
離れていく家族との時間
東北への単身赴任から始まり、その後も関西、九州と続きました。 月に一度の帰省。 その度に感じる、少しずつ広がっていく心の距離。
「お父さんの好きな料理、覚えてるかな」 「子どもたちの声、また変わったような…」
些細な変化を感じながらも、 「仕事が落ち着いたら」 「もう少し収入が安定したら」 と、後回しにしてきた家族との時間。
2017年、人生最大の危機
44歳での突然の解雇
2017年、思いがけない事故に巻き込まれ、44歳での突然の解雇。 3ヶ月の無職期間は、私たち家族にとって大きな試練となりました。
しかし、この時すでに妻は一人で借金を抱え始めていたのです。 私への心配をかけまいと、すべてを抱え込んでいた妻。
再就職はできましたが、収入は以前より大きく減少。 それでも私は、妻の必死の努力に気づくことができませんでした。
すれ違う親子の時間
月一度の帰省で感じる子どもたちの変化。 反抗期と重なった父親の不在。
「最近、調子はどう?」 「別に…」
形だけの会話。 食事中のスマートフォン。 すれ違いばかりが増えていく日々。
父親の存在が薄くなっていく中で、子どもたちは成長していきました。
妻が一人で背負った重荷
表には出せない苦悩
今になって分かることは、妻の孤独な戦いでした。
- 子育ての日々の悩み
- 教育費の工面
- 生活費のやりくり
- 増え続けるリボ払いの重圧
- 夫には心配をかけまいとする思い
すべてを一人で抱え込んでいた妻。 その苦労に、私はまったく気づくことができませんでした。
限界を迎えた時
2024年、ついに妻は限界を迎えます。 物価高による生活費の圧迫。 もう一人では抱えきれないと感じた妻は、 ようやく私に助けを求めてきたのです。
これからの誓い
今、私たちは新たなスタートを切ろうとしています。
- 家族との時間を最優先に
- 定期的な家族会議の開催
- 休日は家族との時間を確保
- 夫婦でのコミュニケーションを大切に
- 毎日15分の対話の時間
- 家計の共同管理
- 子どもたちとの関係修復
- 一対一の時間を作る
- それぞれの想いに耳を傾ける
- 共に歩む返済への道
- 返済計画の共有
- 家族での支え合い
借金返済は、単なる数字の問題ではありません。 家族との絆を取り戻す、大切な機会だと考えています。
最後に
もし同じような状況で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、 まずは家族と向き合うことから始めてみてください。
お金の問題は、必ず解決への道があります。 しかし、失った時間は取り戻せません。
次回は、具体的な家計の立て直しについて、 家族会議の様子を交えてお伝えしていきます。